Orchestra Music Lab Tokyo 第1回公演 ~オーケストラに恋をして~
公演レポート
5月19日タワーホール船堀大ホールにてOrchestra Music Lab Tokyo第一回公演~オーケストラに恋をして~ ご来場頂きましたお客様、皆様の温かい拍手の降り注ぐなか、無事終演させて頂けましたことを、出演者一同心より感謝申し上げます。
オーケストラメンバー57名を集めるというところからスタートし、志を一つにした仲間と迎えた当日の舞台、彼らの音楽がホールに鳴り響いた時の特別な感情はかけがえなく、忘れることが出来ないものとなりました。
ブルッフのヴァイオリンコンチェルト第1番、ラフマニノフのピアノコンチェルト第2番そしてラフマニノフのピアノコンチェルト第3番と重量級のプログラム、ソリストの皆様からの溢れるエネルギーに対峙し呼応するような、豊かで生命力溢れるオーケストラの演奏をお客様もお楽しみ頂けたのではと思っております。
終演後、「これからも応援したいと思った。」「また、次回のコンサートもぜひ聞きに来たい。」「若いオーケストラの演奏がいい意味で期待を裏切ってくれました。」といった私達にとって励みとなる温かいお言葉をお客様から頂き、Orchestra Music Lab Tokyoのこれからを希望に満ちたものとすべく、身が引き締まった想いでおります。
ソリストとして大きな花を添え、私たちオーケストラを信じて素晴らしい演奏をしてくださいました関朋岳さん、小瀧俊治さん、重森光太郎さん、そして何よりホールに足をお運び頂きました全てのお客様へ心からの感謝を申し上げます。
また、皆様とコンサートホールで豊かなひとときを過ごせますよう精進してまいります。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
株式会社シルフィード
Orchestra Music Lab Tokyo第一回公演~オーケストラに恋をして~にご来場いただきまして、ありがとうございました。開催前のインタビューでも話ししましたが、今回の公演の演目は全てメインディッシュとも言えるプログラムでした。
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番はとにかく楽しかった。リハーサルではしなかった音楽を関さんと瞬時に感じ、特に第二楽章は「天空の世界」のような美しい世界にいざなえたのではと思います。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番では小瀧さんと共に歩み寄りオーケストラとピアノというより、奏者1人1人がピアノと寄り添い共に進んでいく。とても音楽的なものになったと感じました。
そして、プログラムの最後を飾ったラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番。重森さんのパワーと推進力に溢れるピアノ。お互いが歩み寄るだけでなく、どこかオーケストラとピアノとで対峙するような、言葉で表すことのできない刺激的な経験ができました。
そして、毎曲チューニングの「ラ」の音が鳴るたびにホール全体がキリっとした緊張感に包まれ演奏が終わるまで常に集中力があり、聴衆までもが演奏に加わっているような一体感を私は感じる事ができました。
オーケストラのメンバーには様々な点で助けられ本番を無事終えることができ、多くのものを学びました。私自身、音楽的に、なにより人間的にも成熟しているとは決して言えません。Orchestra Music Lab Tokyoを通して関わってくださる皆様が挑戦や成長を常に意識できる環境を今後も目指し、音楽家として今後も携わっていけるよう精進して参ります。
Orchestra Music Lab Tokyo 指揮者 小林剣心