vol.4 小林剣心さん

Sylphide Artist Interview

vol.4 小林剣心さん

Orchestra Music Lab Tokyo 指揮者

Orchestra Music Lab Tokyo

新設されたこのオーケストラの正体は？と聞かれたら私は

「音楽を愛している人間が集まっているオーケストラだ」

と答えています。記念すべき第1回公演では平均年齢が24歳と若く、ほぼ同世代であろう新進気鋭なオーケストラとなりました。このメンバーに関わらず、沢山の音楽家が幼少期から今日に至るまで楽しい瞬間だけではなく、挫折したり時には苦しく辛い音楽生活を送ってきたのではないでしょうか？しかしなぜ音楽を辞めないのか。その答えは「音楽を愛している」からであると私は思います

私の音楽人生はピアノから始まり、声楽、コントラバス、指揮と様々なことを学び音楽への理解を深めてきました。音楽をしていく上で学びは義務であり、音楽だけではなく広い視野を持ち沢山の知識から音楽にアプローチをする必要があると思います。レッスンを受ける際ロシア人の先生からは

「音楽を勉強する事に対して人間の寿命は短すぎる」

と言われたことがあります。強く共感した反面、逆に今しかできない音楽がある。そんなことを考えました。

今回のオーケストラは平均年齢が若く日本に沢山あるプロオーケストラとは違う点も多くあるかもしれません。しかし、”Music Lab”音楽を研究するオーケストラである私達にしかできない音楽を5月19日にはお届けいたします。ご来場お待ちしております。

お客様も一体となってコンサートを創りあげる

音楽を芸術として感じるだけでなく、若い世代の音楽家たちの生命力を感じていただけるメンバー、プログラムとなっています。我々出演者だけでなくお客様も一体となってコンサートを創りあげることをイメージして挑みます。是非お越しください！

３曲は全てメインプログラムとなり得る作品

今回のコンサートの作品３曲は全てメインプログラムとなり得る作品です。言わば、コース料理であれば初めから最後までメイン料理。鴨肉のローストを食し、次にハンバーグをお召し上がりになったのち、最後にステーキ。ラーメンなら家系を食し、背脂系、二郎系と……（私は1日でしたことがあります笑）想像するだけで胃もたれと胸焼けが同時に襲ってきますネ。例えを挙げたらキリがないわけでありますが、そのように本当に全てが主役級な作品なのです。これらの曲を連続しても飽きずに胃もたれもしないように今材料を細かく見極め用意している最中です。

ソリストには関さん、小瀧さん、重森さんと素晴らしすぎるご活躍をなされている御三方をお迎えいたしました。また、ソリストだけでなくオーケストラのメンバー1人ひとりも主役級でありとても豪華です。音楽では「耳」はもちろん、「目」でお楽しみいただくことも可能です。奏者の顔の見やすい席をいち早くお選びください！出演者だけでなく客席まで、誰もが主役のステージをお届けすることをお約束いたします。

小林剣心

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